代表理事挨拶
私がWWFジャパンに入局した頃、環境問題は企業にとって「社会貢献活動」の一分野にすぎませんでした。気候変動枠組み条約や生物多様性条約が誕生した1992年の地球サミットは、今から見れば企業にとっても大きな転換点だったわけですが、当時はこれが企業の経営戦略の根幹に関わるものという認識は、少なくとも日本企業にはなかったと言っていでしょう。
それから20年以上経過した2015年、SDGsとパリ協定という大きな二つの国際目標が成立し、より強力なパラダイムシフトが起きました。相前後して、日本ではGPIFがPRIに署名、日本でもESG時代の幕が開きました。当初はSRI(社会責任投資)同様に萎んでいくとの懸念や見立てもありましたが、パラダイムシフトが起きた国際社会は、パンデミックと言う荒波もものともせず、むしろその変化のスピードを速めています。
長年WWFという国際的環境団体で、様々な環境問題を世界の同僚たちと共に取り上げてきた私から見て、この変化は日本にも起きていることは確かです。しかしながら、海外に目を向ければ、そこには時間差や論点の偏りがあることもまた否めません。こうしたギャップを埋め、世界と歩調を合わせて問題解決への道を歩んでいけるようにする、これがSusConの理念であり、役割です。道のりというものは長く険しいのが定番です。そして後戻りすることも立ち止まることもできないのが、今の地球です。水先案内人であるSusConと共に、サステナビリティというこの旅路を進んでいきましょう。
代表 粟野美佳子
代表理事挨拶
私がWWFジャパンに入局した頃、環境問題は企業にとって「社会貢献活動」の一分野にすぎませんでした。気候変動枠組み条約や生物多様性条約が誕生した1992年の地球サミットは、今から見れば企業にとっても大きな転換点だったわけですが、当時はこれが企業の経営戦略の根幹に関わるものという認識は、少なくとも日本企業にはなかったと言っていでしょう。
それから20年以上経過した2015年、SDGsとパリ協定という大きな二つの国際目標が成立し、より強力なパラダイムシフトが起きました。相前後して、日本ではGPIFがPRIに署名、日本でもESG時代の幕が開きました。当初はSRI(社会責任投資)同様に萎んでいくとの懸念や見立てもありましたが、パラダイムシフトが起きた国際社会は、パンデミックと言う荒波もものともせず、むしろその変化のスピードを速めています。
長年WWFという国際的環境団体で、様々な環境問題を世界の同僚たちと共に取り上げてきた私から見て、この変化は日本にも起きていることは確かです。しかしながら、海外に目を向ければ、そこには時間差や論点の偏りがあることもまた否めません。こうしたギャップを埋め、世界と歩調を合わせて問題解決への道を歩んでいけるようにする、これがSusConの理念であり、役割です。道のりというものは長く険しいのが定番です。そして後戻りすることも立ち止まることもできないのが、今の地球です。水先案内人であるSusConと共に、サステナビリティというこの旅路を進んでいきましょう。