取り組み

環境問題への幅広い知見×ESG・情報開示分野に精通

気候変動と生物多様性がコインの表裏と言われるように、環境問題の個々のテーマは相互に深く関わっており、どれか一つだけ切り出しても真の解決にはなりません。あちらを立てればこちらが立たずというトレードオフの事態にもたびたび出くわします。また、環境問題は社会問題・人権問題でもあります。SusConは長年の経験に基づき、総合的な視点で環境問題へのアプローチをお伝えしています。

国際的ESGスキームでの活動

SusConは2016年の設立時から国内外でのESGの進展に着目。ESG関連の国際会議への参加や、ESG視点での企業評価を展開するイギリスのNGOとの協力を通じて、世界の最先端の動向を日本に持ち込んできました。2020年にはTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)設立に向けた非公式作業部会発足時に、日本の機関として最初に参加。正式にタスクフォースが立ち上がった際には、日本からのメンバーとして選出されたMS&ADインシュアランスグループの原口真氏のサポート役として、TNFDの枠組み開発に参画することになりました。

欧米にはESGを専門としたNGOや、ESG評価を活動の一つとして手掛けるNGOが存在します。SusConはその一つであるイギリスのZSL(ロンドン動物学協会)が開発・運営している、ソフトコモディティをテーマとした企業評価プログラムSPOTTに協力。SPOTTが手掛ける分野の一つである天然ゴムについて、方法論開発の技術アドバイザリーグループのメンバーとなっています。またSPOTTが発表している文書から和訳版も作成し、金融界における取組の推進にあたっています。

政策活動

代表理事粟野はWWF在籍時代から、環境省の各種委員会にて委員として活動しており、SusConでも引き続きESGや生物多様性・自然資本を中心に省庁の委員として、政策形成や政策実施に携わっています。また、サステナビリティに関する民間の自主的ガイドライン策定でも、委員として協力しています。

委員として制作に携わった刊行物

企業・金融機関への情報提供

サステナビリティへの取り組みに世界の動向把握は欠かせません。既存の課題に対する新たなアプローチや解決策、新たに持ち上がってきた課題やテーマ等、国際社会が加速度的に変化していく中、SusConでは海外とのネットワークも活かし、最先端のサステナビリティ話題をお届けしています。少人数のサロン的勉強会から企業との提携による大型シンポジウムまで、その時々の話題に焦点を当てたイベントの企画・運営の他、外部イベントや社内講演会での講演やモデレーター等、SusConの知見を様々な形で皆様と共有しています。

これまでの活動例

<外部イベント>

<主催イベント>

SusConサロンシリーズ
「ステークホルダーエンゲージメントって何?」
「ESG投資にとっての森林破壊」
「企業は何を見られているのか~ESG時代の情報開示」
「ESG企業評価SPOTTの最新動向」

金融機関向け勉強会
「生物多様性と金融」
「天然ゴムセクターのESG」