TNFD LEAPアプローチ講座開催

9月18日に確定版が公表されたTNFD開示提言は、本体の他、各種ガイダンスが発表され、その量の多さに驚かれている方も多いと思います。今回発表された内容は、開示が求められる企業にとっても、開示情報を活用する金融機関やその他ステークホルダーにとっても、充実したものであると同時にチャレンジングなものになっていると言えるでしょう。

当会代表理事粟野美佳子は、TNFDの発足に向けた非公式作業部会への参加に始まり、正式発足時に日本から唯一タスクフォースメンバーとして選定されたMS&ADインシュアランスグループ原口真氏のオルタネートメンバーとして、通算3年間TNFDの開発に携わってきました。その開発部隊では、当初から企業や金融界における基本的知識の形成が大きな課題と位置付けられていました。それに応えるものとしてTNFDは、LEAPアプローチを開発し、2022年3月に発表した第一草案の時からその実施を推奨し、内容の充実を図ってきました。それだけ力を入れてきたのは、LEAPアプローチが、今後求められていくことが予想されるTNFDフレームワークに準拠した開示を実行していくための前段階として、非常に重要だからです。

これまで発表されてきたLEAPアプローチに関する各種文書も今回一つに纏められ、約300ページの詳細なガイダンスとなっています。これを実務に生かせるようにすることが、TNFD準拠型開示に繋がりますが、英語ということもあり、敷居が高いことも否めません。そこで、日本企業の取り組みを後押しすべく、この度TNFDタスクフォースメンバー原口真氏と共に、LEAPに関する集中講座を開催することといたしました。発表された文書を前にどこから手を付けたらいいのか悩まれている企業担当者の方は、是非ご参加ください。

講座名:TNFD準備講座3日間コース ~TNFDメンバーと学ぶLEAPアプローチ~
主催:MS&ADインターリスク総研
日程:2023年10月18日ー20日 各日10時~17時
場所:TKPガーデンシティ御茶ノ水カンファレンスルーム3E
対象:サステナビリティ、経営企画部門など自然関連リスク関連の実務担当者 *コンサルティング会社、金融機関関係者はご遠慮ください
料金:16万5千円/人 (税込み)
定員:30名 *1社につき1名
お申し込み方法:主催者の申し込み専用画からとなります
申込締め切り:10月13日(金)

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リーフレットはこち

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