森林破壊ゼロの公約はどこまで進んだか

投稿者: | 2017年05月08日

近年、森林破壊を伴わないサプライチェーンの構築が世界的課題として取り上げられるようになり、2012年にブラジルで開催された「Rio+20」で発足したTFA2020や、2014年に国連が出した「ニューヨーク森林宣言」に見られるように、企業が相次いでコミットメントを発表している。日本企業でも森林破壊ゼロのコミットメントが見られるようになったが、世界は発表されたコミットメントの実施状況に目を向け始めており、実施状況をモニターするNGOプログラムからは進捗状態をチェックした報告書も発表されている。3月に発表されたこの最新の報告書と、TFA2020の報告書を題材として行われた企業関係者とのウェブ上のパネルディスカッションでは、生産の現場から見た現状や協働の有効性について1時間半にわたり率直な意見が交わされた。NGOへの辛口コメントも聞かれた議論の内容を、用語解説付きでご紹介する。

 

「森林破壊問題がなぜ自分たちにマテリアルなのかが金融セクターではまだ理解されていない。森林を破壊する非持続可能な農業慣行から、森林破壊を伴わない持続可能な農業慣行に資金を向けさせるには投資や金融部門の透明性が重要。」(TFA2020)

「利害関係者から情報が欠落していると思われると、最悪のシナリオが起きかねない。企業にとっては報告が憚られるネガティブ情報でも、失敗理由と共に報告した方がいい。」(サプライチェンジ)

「投資家の代わりに800社以上の企業に情報をリクエストしているのに約8割は開示しなかったのは非常に残念」(CDP)

「早い時期から弊社にはこのテーマが持ち出され、長年取り組んできたことが今ベネフィットとなってきている。」(ユニリーバ)

「コミットメントの多くはエンドユーザー側が彼らの世界観で作ったもので、実際に現場でコミットメントの内容をやってもらわなければならない生産者の目線とは違う。」(ゴールデンアグリリソーシズ)

 

サプライチェンジの報告書はこちら(注:属性アンケートへの回答を求められます)

TFA2020の報告書はこちら

 

パネリスト

  • TFA 2020 事務局長Marco Albani,
  • サプライチェンジ シニアアドバイザーStephen Donofrio
  • CDP 森林プログラム主任Katie McCoy
  • ユニリーバ シニアグローバルアドボカシーマネジャー Hannah Hislop
  • ゴールデンアグリリソーシズ コーポレートコミュニケーション&サステナビリティリレーション ヴァイスプレジデント Anita Neville

 

【プログラム】

1.報告書の紹介

2.ディスカッション

議論1)コミットメントの期限は守れるか

議論2)透明性は改善したか

議論3)企業間の差

議論4)効果的連携

質疑

 

本編では議論に登場する以下のキーワードや団体について、コラムで解説しています。

  1. サプライチェンジとは
  2. TFA2020とは
  3. ジュリスディクショナルアプローチとは
  4. フォレスト500とは
  5. パーム油革新グループとは
  6. 高炭素蓄積グループとは
  7. FPICとは

 

本編(全文約19200字・所要時間目安35分)及び要約(約3300字・所要時間目安5分)は有料情報となります。→有料情報についてはこちらの説明をお読みください。

 

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